転職

なぜ私は5社も転職したのか?──経験者が語る「転職遍歴」とそのリアル

転職回数が多いと、「この人、何か問題があるのでは?」と思われがちです。

  • 仕事が続かなそう
  • 辛いことからすぐ逃げるのでは
  • 性格や人間関係に問題がありそう

…そんなイメージを持たれることもあります。

ですが、実際はどうでしょうか?

私は現在、5社目の会社で安定して働いています。そして過去4社、すべて円満退職です。

この記事では、私の転職理由とその背景を包み隠さずご紹介します。

転職初心者の方、これから転職しようか迷っている方へ、少しでも参考になれば幸いです。


【1社目】地元の小売業での店舗運営

地元密着型の小売企業で、販売員と店舗運営を担当。

店長代理や店舗間の仕入れ業務を任されていました。

  • 毎朝、トラックで荷物を運ぶ
  • アルバイトスタッフと一緒に開店準備
  • 仕入れ・売上管理・レイアウト構築

若かったこともあり、ハードな業務にもなんとか順応できていました。

ただ、先輩たちからは繰り返し「ここはキツいから、次のキャリアを考えておけ」と言われていたのです。

その言葉がきっかけとなり、「今の環境はステップに過ぎない」と意識するようになり、転職を決意しました。


【2社目】営業職で心が折れた──精神的限界

卸売企業で営業職として採用されました。

過去の販売経験が評価され、「営業もこなせるだろう」と期待されていたと思います。

  • BtoB営業(EC・リアル店舗)
  • 商品提案・契約交渉・納品対応
  • 1年だけ総務も担当

しかし、営業という職種が自分には合いませんでした。

食欲がなくなり、目眩や吐き気を抱えながら働く日々。

「これはもう無理だ」と判断し、心身の健康を守るために退職を決意しました。


【3社目】食品工場での生産管理──仲間と働く楽しさと怪我

ここから製造業へのキャリアがスタート。

食品加工工場で生産管理や受注対応、現場の業務改善などを担当しました。

中小企業らしく、"何でも屋"のような動き方が求められる環境でした。

  • 生産進捗管理
  • パートスタッフの管理
  • デジタル化・受注対応

職場の雰囲気は非常に良く、仕事後に食事に行くなど人間関係は良好でした。

ただし、ハードワークゆえに怪我が多く、思うように働けない日々が続きました。

「これ以上迷惑をかけるのは…」と感じ、泣く泣く退職しました。


【4社目】大手メーカーでのDX推進とコロナショック

いわゆる「大企業」と呼ばれる製造メーカーに入社。

  • フルオートメーション工場でのメンテナンス業務
  • 機械段取りや改善活動
  • DX関連の学習や業務改革

安定した生産体制と効率的な業務フロー。やっと「腰を据えて働ける職場に出会えた」と思っていました。

しかし、コロナ禍で状況は一変。

  • 販売低迷 → 在庫過多 → 生産ストップ
  • 回復の見込みも見えない
  • 家庭の事情も重なり、生活に限界が…

やむなく転職を選択することに。悔しさもありましたが、「辞めたくて辞めたわけではない」と胸を張って言える決断でした。


転職のたびに学んだ「大切なこと」

転職理由は明確に伝える

どの会社も辞めるには理由がありました。曖昧にせず、自分の言葉でしっかり伝えることで、面接官に納得してもらえる経験を多く積みました。

転職活動は「辞める前」に行う

無職になるリスクを避け、働きながら活動することで生活の安定を保ちました。

焦らず、軸を持って判断できるようになります。

無職だと「採用されやすい企業」に飛びついてしまう。
でも、働きながらなら「本当に行きたい会社」に向き合える。

面接では「泣き所と向き合った言葉」が響く

5社目の面接では、人事本部長からの圧迫質問が飛んできました。

「ここもすぐ辞めるんじゃないの?」
「何がしたいんだ?」

正直に話しました。

「辞めたくて辞めるわけではありません。むしろ、まだ辞めてもいません。生活のため、仕事を継続しながら次の道を探しています」

真正面から向き合った言葉が、結果的に評価されたのです。


今、転職に迷っているあなたへ

転職は決して「逃げ」ではありません。

でも、何も考えずに繰り返すと、苦しい経験が増えるだけです。

私も2~3社目では、失敗だらけの転職活動を経験しました。

  • 履歴書が書けない。
  • 職務経歴書が埋まらない。
  • 何がしたいか分からない。

でも、そんな時期を乗り越えたからこそ、今の自分があります。


まとめ:あなたの「悩み」は、きっと誰かも経験しています

  • 転職が不安な方
  • 初めての転職活動に戸惑う方
  • 次の一歩が踏み出せない方

誰もが悩み、つまずきながら前に進んでいます。
私の経験が、少しでもあなたの不安を和らげるきっかけになれば嬉しいです。

もし話を聞いてみたい・相談してみたいという方がいれば、DMや問い合わせフォームから気軽にご連絡ください。

あなたの未来に、きっと「良い選択肢」はあります。

-転職